はいかい老人の迷子防止対策方法。安心があるから家族が笑顔になれる

はいかい老人の迷子防止対策方法。安心があるから家族が笑顔になれる

高齢者の行方不明者は年々増えている実態

出所:警察庁『平成29年における行方不明者の状況』

平成30年に警察庁が発表した資料によると、行方不明者の届出受理数は過去10年で横ばいで推移しているにも関わらず、70歳以上になると行方不明者の件数が増加傾向にあります。

80歳以上の行方不明者数
平成25年:6,923人
平成26年:7,126人
平成27年:8,123人
平成28年:10,118人
平成29年:10,476人

原因と動機に関しては、疾病関係が年々増加し、29年は22,162人(全年齢層に対し)と最も多く、このうち認知症又は疑いによるものは、15,863人(構成比18.7%)という結果があります。

この統計からもわかるように、認知症による迷子は社会問題として喫緊の課題です。

全人口に対して65歳以上の人口が21%を超えて『超高齢社会』となった日本は、高齢人口の増加で医療や、福祉など様々な問題に対応が必要となり、高齢者の迷子もその一つであります。

一人で悩まず国全体の問題として国民全体でサポートする必要があるでしょう。

はいかい老人の迷子をどうやって対策するの?

対策1:外出したい気持ちを尊重しサポートする

認知症は、脳の神経細胞の変性や脱落が原因によるものであり、老化による”もの忘れ”とは異なります。
どちらにしても、認知症のお年寄りの場合、近所を歩き回り帰り道が分からなくなり迷子になってしまうケースがあります。外出すれば事故にあうリスクも高まり、転んでケガをする場合もあります。

しかし、外出したいという高齢者の気持ちを止めるのはなかなか大変ですよね。
無理に止めると気分を害してしまいますし。
そこで、もし家を出ようとしているのを見かけたら、止めるのではなく『一緒に行きましょうよ』と声をかけて出かけてあげるようにしてあげて下さい。
あなたが一緒に散歩や外出するのであれば安心ですよね。

外出することは、とても気分転換になりとても大切なことですから。

対策2:お年寄りの外出に気付けることが重要

では、もしお年寄りがあなたの知らないうちに外出していたら?

怖いですよね?

『いつからいなかったのだろう?』

『今どこにいるんだろう?』

『迷子になっていないだろうか?』

など、心配になります。

ですから、お年寄りが家を出る時にアナタが知っているかどうか重要なのです。

では、どうすれば気づくことができるの?

  • 部屋のドアは開けておく
  • 玄関のドアに鈴をつけておく
  • 徘徊センサーを設置する

徘徊対策2-1:部屋のドアは開けておく

部屋のドアを開けておく事で、いつでもあなたはお年寄りの行動がわかります。
常時閉めている環境だと、居るのか居ないのか分からないのでとてもリスクがあります。
なるべく開けておきましょう。

徘徊対策2-2:玄関にドアベル(鈴)をつける

玄関のドアノブなどに鈴をつけると、とても効果的です。
玄関ドアを開ければ鈴の音が鳴りますので音が鳴ったらすぐ駆けつけることが可能になります。

また、あなたが録音した声でお年寄りを止めるドアベルも色々な種類があります。購入時に気をつける点として、取り付け方法が簡単なのをオススメします。工具を使用するようなのは、なかなか難しいのでご注意を。
もし、自宅に風鈴のようなものがあればそれでも十分です。音が鳴れば良いわけですから。

玄関に人感センサーを設置し、お年寄りが近づいたらセンサーが感知し録音しておいた声でお年寄りに声をかけます。
たとえば、『おばあちゃん、外にはいかないで』などと徘徊しようとしていたお年寄りを止める事ができます。

徘徊対策2-3:外出しないように促す

なるべく外に出ないように促す。

  • 部屋の出入り口に張り紙をする
  • 『外には出ないでね』
  • 『外出時は声をかけてね』

対策3:普段から近所の理解を得ておく

これに関しては、色々なご意見があるかと思いますが、私は体裁なんかより実益を優先するべきだと思います。

徘徊により迷子になったり、近所に何かしら迷惑をかけてしまうかもしれません。
何より、外出してしまった時に近所の人の目撃情報や見つけてくれる可能性もとても高いというメリットがあります。
高齢化社会に突入するこれからの日本において、近所づきあいは最も重要視しなければいけないコミュティーなのです。世間体なんて気にせず、社会全体で支え合える仕組みを作りましょう。

また、万が一に備えてお年寄りの洋服の首の後ろあたりに、

  • 氏名
  • 住所
  • 連絡先

などの情報はネームシールを縫っておきましょう。

対策4:夜の”はいかい”を防ぐ

高齢者の夜の徘徊はとても危険が待っています。

家の中だけでなく、外に出てしまい迷子になってしまったら捜索も大変困難です。
また、夜中の徘徊は介護者の負担で最も大きい症状のひとつと言われています。

大切なご家族が徘徊により事故に合われないよう未然に防ぎましょう。

  • 徘徊探知機をセットする
  • 鍵を工夫する

対策4-1:はいかい探知機をセットする

家族がベットから下りたり部屋から出ると知らせてくれるグッズです。
離れた場所にいるあなたに知らせてくれるので外へ出てしまう前に徘徊を防ぐことができます。
外出する前に気付けることが肝心です。

 

対策4-2:内側から鍵をかける

玄関のドアの鍵を内側からも閉めれるようにしておく。
『徘徊防止用の鍵』として作成されているようです。

鍵の専門店:徘徊防止カギで防ぐ徘徊

もし、家族がいなくなってしまったら!

まず、焦らず自宅周辺を捜索して下さい。
その際、10~20分の位の捜索時間をあらかじめ決めておいて下さい

やみくもに探していると時間だけが過ぎてしまう場合があります。
ですので、時間が来たら自分だけで探すのではなく、迷わず警察へ連絡しましょう。

近年は、自治体による見守り隊のようなサポーター支援も設立されています。

もしもの時に備えて、お住まいの緊急時連絡先一覧表は必ず作成しておきましょう。

GPSシューズで徘徊老人をすぐに見つける

最悪のケースを防ぐためには、やはりGPSを持たせる事がもっとも確実に素早く居場所を検知できる方法です。
しかし、なかなかGPSを持ってくれなかったり、どこかへ置き忘れたり、そもそも、持参しなかったりするといった問題もあります。
そのような場合は靴にGPSが埋め込まれているシューズタイプもありますので、あらゆる最新の介護用品を利用し迷子対策を講じることが効果的なのでしょう。

認知症やご高齢者の方にとって履きやすいように靴ひもの無いスリップオンです

 

以上、これらのことに注意し、あなたに合った徘徊防止対策を講じましょう。

  1. 外出時は一緒に出かける
  2. 家を出た事に気づくこと
  3. 部屋のドアを開けていつでも見える
  4. ドアベルをつけて開閉に気づく
  5. 人感センサーで部屋へ戻す
  6. 外出しないよう極力促してみる
  7. 夜の徘徊は探知機によって未然に阻止
  8. 夜の徘徊は内鍵を工夫
  9. 万が一に外出してもGPSシューズで検索
  10. 近所の人や支援制度の利用で地域でお年寄りを守ろう。
認知症についての様々な支援をおこなっております。
e-65.net: 認知症についての専門サイトです。
 
あなたのお住まいの地方自体で情報提供や情報が入ります。
厚生労働省:行方のわからない認知症高齢者などをお探しの方へ

核家族が進み、超高齢社会になってしまった現代でどのように高齢者やご家族が幸せに安全に暮らせるのかを考える必要があります。

社会が一丸となってサポートし、また最先端テクノロジーを駆使して効率よくかつ確実に防止策を講じていければより良い世界となっていくことを期待します。

 

 

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